美ヶ原高原(長野県)のハイキングコース「アルプス展望コース」について解説しています。美ヶ原高原を訪れた際には、是非歩いておきたい人気のコースです。山本小屋からアルプス展望コースを通って王ヶ鼻まで行き、山本小屋に戻るルートの場合、ゆっくり景色見ながら歩くと約3時間かかります。
美ヶ原アルプス展望コース動画
ほとんど全部みせます。美ヶ原アルプス展望コース
美ヶ原高原のおすすめハイキングコース「アルプス展望コース」のほぼ全道程を写真とタイムラプス映像及びリアルタイム映像で紹介している動画です。この動画の経路は以下です。
山本小屋→美しの塔→塩くれ場→王ヶ鼻→王ヶ頭→塩くれ場
美ヶ原高原アルプス展望コース解説
アルプス展望コースを効率的に歩くための条件
アルプス展望コースを歩く場合には以下のいずれかを推奨します。
- 山本小屋ふる里館の駐車場(ビーナスラインでアクセスした場合)に車を駐車して、そこから散策開始。
- 美ヶ原自然保護センターの駐車場(美ヶ原スカイラインを使ってアクセスした場合)に車を駐車して、そこから散策開始。
- 美ヶ原高原内のホテル(王ヶ頭ホテルと山本小屋ホテルがあります。)に宿泊して、そこから散策開始。
美ヶ原高原美術館の駐車場に車を止めて、美術館から牛伏山と山本小屋を経由して歩くのはお勧めしません。山本小屋から美術館までの距離が結構あるのに加え、山本小屋から美術館の駐車場に戻るためには、車道を歩くか、行きに通った道を再度歩くかのいずれかになり、非常にだるい思いをすることになります。山本小屋から美術館への移動は車でするべきです。
山本小屋から美しの塔まで
所要時間:約10分
ここでは山本小屋から散策を開始した場合について解説します。
山本小屋ふるさと館の前の道を西に進み牛の放牧地帯を通ると美しの塔があります。
この区間には牛の他にポニーもいて、私が行った時には100円で人参スティックを食べさせてあげることができました。
美しの塔から塩くれ場まで
所要時間:約10分
美しの塔の前の道を西に歩いて行くと塩くれ場があります。
塩くれ場にはベンチがあるので一休みできます。
塩くれ場付近の分岐を左折すると、アルプス展望コース方面ですが、直進して先に王ヶ頭経由で王ヶ鼻まで行き、帰りにアルプス展望コースを通る歩き方もあります。ここでは左折する歩き方を解説します。左折して2分弱歩くとトイレがあります。
塩くれ場から茶臼山分岐点まで
所要時間:約7分
塩くれ場付近の分岐を左折して、南に歩いて行くと茶臼山分岐点があります。
右の道がアルプス展望コースです。左に行くと茶臼山方面です。アルプス展望コースは狭くてちょっと険しい道なので、スニーカーでも何とかなりますが、できれば滑りにくいトレッキングシューズの方が良いでしょう。
茶臼山分岐点から鳥帽子岩まで
所要時間:約17分
茶臼山分岐点から王ヶ頭のテレビ塔が見える方向(西)へ歩いて行くと鳥帽子岩があります。
鳥帽子岩は名所ですが、絶壁の上にあるので少し危険なところです。風が強いところなので、あおられて転落しないように十分お気をつけください。鳥帽子岩から見える風景等のアルプス展望コースの要所から見える風景は、この記事最初の動画に収録してますので、そちらをご覧ください。
鳥帽子岩から王ヶ頭下分岐点まで
所要時間:約18分
鳥帽子岩からさらに西に歩いて行くと王ヶ頭下の分岐点があります。
この分岐を右折すると王ヶ頭ですが、とても急な登り坂なので、直進して先に王ヶ鼻に行く方をお勧めします。
王ヶ頭下分岐点から王ヶ鼻まで
所要時間:約16分
王ヶ頭下分岐点から王ヶ鼻まで分岐がいくつかありますが、西に進んでください。行き先を示す標識もありますし、簡単な道筋です。この記事の最初の動画に、王ヶ鼻までの全道程を歩きながらタイムラプス撮影した映像が収録してありますので、参考になるかと思います。
王ヶ鼻の少し手前に案内版やベンチがあり一休みできます。
王ヶ鼻から松本平やアルプス(立山連峰、北アルプス、乗鞍、御岳、中央アルプス、南アルプス、八ヶ岳連峰、蓼科山)が一望できます。かすかに富士山も見えます。
王ヶ鼻から王ヶ頭まで
所要時間:約16分
王ヶ鼻から来た道を東に戻り、テレビ塔に向かって坂道を登ると美ヶ原頂上の王ヶ頭です。
王ヶ頭のすぐ近くに王ヶ頭ホテルがあります。
王ヶ頭から塩くれ場まで
所要時間:約30分
王ヶ頭から再びアルプス展望コースを歩いて帰っても良いですが、王ヶ頭ホテルの真横の道に進み、牛の放牧地帯を通る幅が広い道を歩いて塩くれ場まで帰る方をお勧めします。塩くれ場からは来た道を戻って山本小屋に帰ります。
(参考)美ヶ原高原美術館
美ヶ原高原の必見スポットです。美術館の近くに牛伏山があり、美術館から牛伏山山頂まで緩やかな坂の10分程の道程なので、足を延ばすのも良いかと思います。ただし、この記事の最初の方でも書きましたが、山本小屋から美術館への移動には車を使うべきです。牛伏山山頂から上田市や浅間山が見えます。